消え行く街角 西新宿5丁目(けやき橋商店会)

高層ビルの一角でひっそりと息づいていた街が、都市開発と言う名に於いてまた一つ静かに消えようとしています。

東西線「中野坂上」から地上に上がり山手通りを横断し、神田川を渡る「けやき橋」から僅か数百m程度の小さく昔懐かしい商店会(街)があります。
   
   


「けやき橋」
から真夏
の神田川
を望む。










 昨年の夏はまだまだ人通りも有り、街にも
 活気が漲っていました。



ところが...



H25年7月に再度来てみましたら街は

一変していました。


店の看板跡が街の息遣いを僅か
にのこしているだけです。



解体工事用の塀が真夏の蜃気楼の様です。

 

★ 最後の元気印
ラジオ体操のポスタ−と洗濯物が「もう少し頑張っているからネ」と、
言っています。


   




★この街が好きだったんです!
若い方は商店会がビルになるのには抵抗
感が無い様でしたが、おばあちゃんの一言
に街への想いが感じられました。




★外された電機メ−タ−
 むき出しの電線を見ていると「生命維持装置や点滴」を外され、自然に命の炎が消えるのを待っている様に見えました。
          −最後の日−
                                   
Report by M.Yoshida