六郷土手をブラリ旅
年明けの小春日和の多摩川河口付近をカメラと一緒に散歩してきました。
曲がりくねった道の側面にレンガ作りの不思議な囲いが延々と続いています。
通りかかったオバアチャンに「これはなんですとか?」とお聞きしました所、昔の多摩川の堤防で大正時代につくられたそうです。
「若い頃にはここから多摩川に飛び込んで泳いだものだ...」と懐かしそうに話して頂きました。
多摩川本流に通じる水路(レンガのトンネル)には柔らかな日差しが映っています。
“新春”と言う言葉に少しですが春の足音を感
じる瞬間です
−高度成長期の遺産−
今また羽田空港が国際空港に戻りましたが、まだモノレ−ルが出来る前、タクシ−で羽田から都心に向かう時、海老取川を渡る“天空橋”から日本を代表する企業“CANON”や“TOSHIBA”そして“SONY”の大きな看板が外国から来た方々に「ウェルカムJAPAN」とばかりスポットライトに照らされていたのを覚えてすますか?
その看板が外されて数十年骨組みだけがまだ残されていました。
昨今のMADE IN JAPANの衰退がこの骨組みに何故か象徴されている様な気がしました。
−江戸前−
数こそ少なくなりましたが、多摩川河口付近にはまだまだ漁業で生活をしている方々がいらっしゃいました。
中学生の頃お金がないので潮の引いた
葦原でゴカイを掘り、延べ竿で“ハゼ釣り”をしたのが昨日の様に思い出しました。
★現地へのアクセス
京浜急行「ろくごうどて」下車、多摩川沿いに弁天橋方面へ約3Kmの道のりです。
途中蒲田を代表する中小工場地帯に寄り道するも良し、スナップ写真ファン必見のエリアです。
帰りは京浜急行又はモノレ−ルの「天空橋」を利用すると便利です。
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